ホイール豆知識

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スチールホイール

スチールホイール

鉄チン(てっちん)ホイールと呼ばれるスチールホイールは、鉄鋼を用いて製造された自動車のホイールです。ほとんどの場合くすんだ銀色か黒色で、ブレーキキャリパーのオフセットによる凹凸と穴が数個開いていて(原付バイク用のものは2本にまとまった支柱が3束ある形状)という無骨な見た目となります。このため市販乗用車の場合は(特に廉価グレードが多い)、外側に樹脂製のカバー(ホイールキャップ(カバー))か樹脂製、および金属製のセンターオーナメント(センターハブキャップ)を取り付けていることが多いです。マッスルカーに分類されるアメリカ車やその影響を受けた日本のドレスアップカーでは、クロームメッキされた金属製のホイールカバーや、トリムリングと呼ばれるリムの部分のみを装飾する部品も好んで用いられます。強度面から、貨物自動車においては車両重量及び積載荷重に対する安全基準を満たしたJWL-T規格アルミホイールが純正品・社外品も含めてあまり種類が多くありません。こうした事情も含めてスチールホイールが積極的に利用され続けています。

スチールホイールの特徴

鉄製のスチールホイールはコストが安いため大量生産に適しているので、一般的な乗用車や商業車などでは鉄製スチールホイールが主流です。ただ、鍛造製ホイールより剛性が低く、アルミホイールよりも放熱性が悪く、重量も重いためスポーツカーには不向きです。アルミホイールは鉄製スチールホイールより割高ですが、軽量で剛性や放熱性も高く加工も容易であることからデサインも多彩で、インチアップの際、鉄製スチールホイールからアルミ製ホイールに替える人が多くなっています。

ホイールは車のかお!

スチールホイールの履き替えについて

スチールホイール、アルミホイールは、それぞれ専用のホイールボルトやナットが必要となります。アルミホイールからスチールホイールに、またはスチールホイールからアルミホイールに履替える場合は、専用のホイールナットやホイールボルトに交換してください。それぞれ、ホイールボルトやナットを混用すると、長さや形状が異なるため、ねじの底づきやはめ合い不足によって、締付力が十分得られず、ホイールボルトの折損やディスクホイール破損の原因となります。また、スチールホイールとアルミホイールの混用は行わないでください。

スチールホイールのメリット

スチールホイールには下記のようなメリットがあります。

スチールホイールのデメリット

鉄の比重からバネ下重量が重くなりやすく、またスタイリッシュな形状に加工しづらいというデメリットがあります。

スチールホイールが使われる車両

スチールホイールは原付バイク、タクシー、教習車、営業車、バス、トラック、農業・産業機械、パトカーなど、ホイールの外観を重視せず低コストで済ませたい車両で使用されます。。かつては覆面パトカーの目印ともされましたが、近年では新車からアルミホイールが標準装着されている場合が多いことから、次第にこの法則は当てはまらなくなってきています。

スチールホイールの種類あれこれ

スチールホイールはプレス加工により鋼板からディスクを成形し、これをリムフランジと溶接し製造します。またリムフランジ部とディスク部とを一体成形する工法もあります。

合わせホイール 
チューブタイヤ用のうち、合わせホイールと呼ばれるものは、今日のスチールホイールと比較して製造に要する材料が少なく済み、ごく安価である事から黎明期の自動車で多用されたが、構造上組み合わせられるブレーキがドラムブレーキにほぼ限定される為、ディスクブレーキの普及や車両の平均速度の高速化・積載重量の高荷重化などに伴い、現在製造販売される自動車からはほぼ完全に姿を消しました。合わせ部分にチューブを挟みこむのを防止するために、ゴム製のリングが使用されます。軽自動車では1950年代の360cc規格期より多用された形式であり、1980年代初頭まで一部の550cc規格車種も採用していました。左右のリムをネジなどで合体させる2ピース構造になっています。このため、一般的なリム乗り越し型のタイヤチェンジャーは使用しない。オートバイではホンダ・モンキーを始めとする一部の原動機付自転車で現在も合わせホイールが採用されています。トラック用はリム止めのリングで片側のリムを抑えていて、ここへチューブを挟みこむのを防止するために、フラップが使用されます。産業機械用のノーパンクタイヤには、現在でもこのホイールが使われています。
チューブレスタイヤ用
リムフランジ内側に、ビードからの空気漏れをおさえる凸部分が形成されています。また、空気口は気密性バルブが取り付けられるよう、規格と精度が保たれています。
チューブタイヤ用
一体型の外観はチューブレスタイヤ用に似ていますが、ビードシート部分の凸部分がないこと、空気口がチューブのバルブよりも大きい穴になっていることが異なっています。チューブレス用のバルブとタイヤを使用しても、チューブレスホイールとしての使用はできません。
2ピースホイール・3ピースホイール
リムがスチール製かつハブがアルミ合金製のものや、ホイールディスクの代わりにスポークが使われた例があります。
タイヤとホイールは切っても切れない仲!

ホイールバランスって?

ホイールバランスとは、ホイールにタイヤを装着した状態での遠心力等のバランスのことです。ホイール バランスが悪いと、タイヤが真円を描けないので、走行した際にボディやステアリングに振動として伝わってきます。車速に比例して振動も大きくなるため、特に高速走行で気づき易くなります。通常、タイヤを装着した時にホイール バランスをとりますが、走行するうちにバランスは摩耗などで少しずつ狂って来ますので、高速走行でステアリングのぶれを感じるようになれば、ホイール バランスのとり直しが必要です。ホイールバランスの調整は、整備工場に持っていく方が良いでしょう。また、3ピースのホイールなどはバランスの調整が非常に難しいため、ホイールバランスが大きく狂っている場合は、新品を買った方が良いかもしれません。

イカシタ車!イカシタホイール!